大人でも知らないことってたくさんありますよね。
子供であればもっと知らないことだらけです。大人にとっては何でもないことでも、子供にとっては未知の世界への大冒険だったりするものです。
今回紹介する絵本は、そんな子供の大冒険を描いた、子供の冒険心をくすぐるお話です。
広い世界の存在を知る
子供の野ネズミのスニッピーとスナッピーは、居心地のいい巣穴で、両親と一緒に暮らしていました。
そして巣穴の近くの原っぱで楽しく遊んでいました。2匹にとっては、この原っぱが世界の全てでした。
しかし、お父さんネズミが読んでいる「ねずみしんぶん」で、広い世の中があるということは知っていました。
大冒険の始まり
ひょんなことから人間の家に入り込んでしまいます。そこには、お父さんネズミが読んでいた新聞に載っていたような世界がありました。
2匹は人間の家の中を冒険し始めます。
自分の知っている世界と照らし合わせながら、未知の世界に飛び込んでいく姿は、お子様が未知の世界に飛び込む時と似たような感覚であるのではないかなと思います。
2匹の大冒険にはお子様の気持ちもわくわくするに違いありません。
しかし、無知な2匹ですから、家の中に仕掛けられたネズミ捕りに引っかかりそうになります。その時、お父さんが2匹を助けてくれました。
見守る大人がいるから子供は大胆になれる
お父さんは間一髪のところで、2匹を助けてくれたのですが、もしかするとお父さんは、もっと前から2匹のことを見ていたのかもしれません。
2匹のすることに口出しはせずに、危険が迫った時にだけ力を貸してあげる姿勢で2匹を見守ってあげていたのでしょう。
このシーンを見て、このお話の野ネズミのように、何でも心配せずにチャレンジすればいいんだよという話をお子様にしてあげることができるかもしれませんね。
さあ大冒険をはじめよう
この絵本を読むと、まだ知らない世界があること、そしてそれに挑戦してみること、その時なにかあっても親御さんにサポートしてもらえるから安心して挑戦して大丈夫ということを思ってもらえるかもしれません。
新しいことに躊躇なく挑戦していけるようになるきっかけになるかもしれない一冊ですので、ご興味のある方は図書館で探してみてくださいね。
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