【コラム】第1回:幼児の絵本の選び方

子育て

幼児期の子供に絵本の読み聞かせって大切ってよく聞くけど、なかなか効果的な読み聞かせができているのかよくわからないのよねぇ。

子供はママやパパが読んでくれるなら、どんな絵本でもきっと喜んでくれると思うよ。

だけど、うちの子ったら、絵本を読んでいる間も、他のことに気がいっちゃって聞いてるかわからないし、なんのために読み聞かせをしているのやら…

そんなに悩む必要はないと思うよ。これが正解ってものはないけど、ボクなりの読み聞かせと絵本選びのコツについてアドバイスしてみるから参考にしてみてよ。

それじゃあ、そのアドバイス、聞くだけ聞いてみましょうか。

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幼児期の絵本の読み聞かせのメリット

幼児期の子供にとって、絵本の読み聞かせは、メリットだらけといっても過言ではありません。

この時期の絵本の読み聞かせが、子供の可能性をどこまでも広げる効果があるだけでなく、親子の繋がりをより深いものとしてくれます。

まずは、幼児期の絵本の読み聞かせのメリットを紹介します。

想像力の育成

幼児期に様々な絵本に触れ合うことで、実生活では経験できないことや、現実には存在しない世界を体感することができます。

これによって、子供の頭の中に膨大なイメージがインプットされますので、普段の生活の中で次の展開を予測したり、こんなふうにすると面白いかもしれないといった想像力を養うことができます。

感情表現が豊かになる

吸収力の高い幼児期に、絵本でたくさんの物語を読むことで、そこに登場する登場人物の感情に多く触れることができ、豊かな感情表現を養うことができます。

嬉しいことには思いっきり喜び、大切なものを傷つけられた時には怒り、寂しい気持ちの時には悲しみ、たくさんの友達といろんなことで楽しむ。

絵本はたくさんの喜怒哀楽を擬似体験することができ、子供の感情表現を豊かにする手助けをしてくれます。

集中力を高める

幼児期の絵本の読み聞かせは、集中力を高めるというメリットもあります。

最初は短いお話しか聞いていられなくても、絵本を読んでもらうことが好きになったり、習慣化してくることで、次第に長いお話でも集中して聞いていられるようになります。

集中力が高まることで、人の話をしっかり聞けるようになったり、落ち着きが出てきたりと、子供の成長に欠かすことのできない大切な要素が育ちます。

語彙力・読解力が養われる

幼児期の絵本の読み聞かせによって、多くの言葉や文章に触れるため、語彙力や読解力が飛躍的に向上します。

これによって、人の話すことを理解できるようになり、自分の気持ちも言葉にして伝えることができますので、コミュニケーション能力を高めることに繋がります。

語彙力と読解力は、後々の学習の習得速度にも影響が出てきますので、絵本を読むメリットの一つとしてあげられます。

親子のコミュニケーション

親が子供に絵本の読み聞かせをしてあげることは、親子のコミュニケーションとなり、親子の絆を深めるというメリットがあります。

親の声は子供を安心させますので、落ち着いて絵本を楽しむことができますし、登場人物の気持ちを一緒に考えたりする時間は、親子の距離をより一層縮めてくれます。

忙しい人も多いと思いますが、絵本の読み聞かせは、親の愛情をしっかりと伝えることができる素敵な時間となりますので、少しでも時間を見つけて読み聞かせをしてあげてほしいなと思います。

幼児期の絵本の選び方のコツ

絵本の読み聞かせをしてあげる時にぶち当たる壁が、絵本選びです。

子供自身が本を選べるのであればそれでもいいのですが、そうであっても偏りが出てきたり、子供の成長にとってぴったりの一冊を見つけてあげたいという思いもあると思います。

ここからは、絵本の選び方について参考にしてもらえるかもしれないお話をしていきます。

本来はどんな絵本でも大丈夫

いきなり身も蓋もない話になってしまいますが、どんな絵本を選んだとしても、作者がじっくり考えて、しっかりと作り込んだ作品ばかりですので、どんな絵本でも素晴らしいところがあると思いますし、幼児期の子供にとっては、何かしらの刺激を与えてくれます。

まずは、どんな絵本も素晴らしいということをお伝えしておきたいと思います。

そうは言っても、子供の性格や関心によって、今の子供にぴったりな絵本を選んであげたいという方も多いと思いますので、絵本選びのいくつかのポイントをお伝えします。

処方箋のように選ぶ

一つ目の選び方は、絵本を処方箋のように選ぶというものです。

友達作りが苦手や、新しいことに挑戦することを極度に怖がるなど、子供に克服してほしいと思う課題があるときに、頭ごなしに、友達を作らなければならないと説いたり、怖がって嫌がる子供に無理矢理何かをさせるというのではなく、絵本を通じてその課題の克服に取り組んでみようと思ってもらえると素晴らしいですよね。

そういったことを思ってもらうために、子供に克服してもらいたい課題にテーマを絞って絵本を選ぶ方法があります。

ただ、本屋や図書館では、出版社ごとに並べられていたりしますので、こういった探し方をする方にとっては、目当ての本が非常に見つけづらい配置になっていることが多いです。

そういった方のために、当ブログでは、子供の何を育むかといった観点で絵本をカテゴライズしていますので、目的のカテゴリーがあった場合には、その中から絵本を選んでもらうことができます。

図書館の返却台から選ぶ

先ほどの処方箋のように選ぶというほどのこだわりはないものの、良い絵本を知りたいという方にオススメなのが、図書館の返却台から選ぶという方法です。

図書館では借りた本を返す時には、返却台に返して、職員の方がそれを本棚に戻すというところがほとんどだと思います。つまり、返却台にはさっきまで誰かが借りていた本が置かれているのです。

他の人がこれが良いと考えて借りたがほとんどなので、無数に絵本がある本棚からお気に入りの絵本を探すよりも、効率的に良い絵本に出会うことができるのです。

また、人気の絵本は、本棚に戻る前に返却台から借りられていってしまうこともあるので、人気の本が見つかるのも返却台だったりします。

図書館がお近くにある方は是非この探し方も試してみてください。

表紙を見て決める

最後に紹介したいのは、表紙を見て決めるというものです。

絵本の表紙に描かれた絵を見れば、本の内容がなんとなくわかることもありますし、文章の雰囲気も掴めることがあります。

簡単なやさしい絵が描かれた表紙のものは、短いお話であることが多いです。3歳未満の子であれば、長いお話を最後まで聞くことはできない場合が多いでしょうから、こういった絵本を選んであげるのがいいと思います。

最初の話に戻りますが、どんな絵本にも良いところがあるものなので、表紙だけ見て直感で選ぶというのも、選び方の一つだと考えています。

まとめ

今回は、幼児期の絵本の読み聞かせのメリットと、絵本の選び方について紹介してきました。

これだけ書いてきてからいうのも何ですが、これらのメリットと選び方は、親にとってのメリットと選び方であると思っています。

幼児期の子供は、ママやパパが与えてくれるものは何でも素直に受け取り、吸収していくものです。だから、メリットや絵本選びは親が勝手にやっていることということを決して忘れないようにしてください。

最も大切なのは、子供が親子の読み聞かせの時間を楽しんでいるか、幸せそうな表情をしているかということだと思います。

子供を思うあまり、子供が望まない読み聞かせにならないことに十分気をつけて、読み聞かせを通して楽しい思い出をたくさん作ってほしいなと思います。

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