サラリーマンが出世する方法

仕事術

日本の労働者に占めるサラリーマンの割合は9割近いと言われています。それだけ多くの方がサラリーマンとして仕事をしているので、考え方は人それぞれですが、出世したいという方も数多くいます。会社内で出世するためには限られたイスを争うことになります。そのため、出世したいと闇雲に頑張ったとしても思うような結果が出るとは限りません。そこで今回はサラリーマンが今いる会社で出世するためにはどういったことが大切になるのかについての話をしたいと思います。

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出世のゴールを定める

出世を目論む人にとって、最初にしなければならないことは「出世のゴールを定める」ということです。

所属する会社によってどこまで出世できるかということは異なると思います。親族で経営する同族会社や大企業の子会社にいるのであれば社長や専務といったポジションを狙うことはそもそも不可能という場合もあります。そのような感じでどれだけ出世しても部長までしかたどり着けないといった状況もあります。

そこで大切なことは自分の立ち位置から狙える役職はどこまでかということを明確にしておくことです。これによってライバルがはっきりしますし、目標に向かってモチベーションを燃やすことができます。

誰が出世させてくれるのか

サラリーマンが出世できるのは、会社の上層部から評価されて役職が上がっていくためです。

例えばあなたが営業だったとします。お客様からの評価が高く、売上目標も毎年達成しているとしても、上層部がそれを評価していなければ残念ながら出世はできません。お客様にはあなたの会社の人事権がないからです。

つまり出世するためには、仕事で結果を残すことも大切ですが、社内でどれだけ評価されるかが最も大切となります。サラリーマンの本当のお客様というのは給料を払ってくれる自分の会社なので当然ですよね。

そのため、人事権を持った人がどういったことを評価するのかということに着目する必要があります。しっかりと売上を上げてお客様とも良好な関係を築けていればそれを評価してくれるというのが当たり前と思いがちですが、誰を出世させるかはそれだけで決まっているとは限りません。あまり仕事ができない人でも誰かのお気に入りというだけで、頑張って結果を残している人を差し置いて出世することだってあります。

そこで、誰がどのような基準で決断を下しているのかという分析が大切となります。社内で出世している人はどんなことが評価されているのかをしっかりと観察してみましょう。また、現在の評価者がいつまでもいるとは限りません。仮に現在の評価者が退職した場合にそのポストに就くのは誰なのかという予測までしておくことができれば、さらに自分の取るべき行動が明確になると思います。

横並びの時のプラスα

会社内で出世したいと考えて、できることをコツコツと積み上げていったとしても、周囲の人も同じように頑張っていたとすれば、一つの椅子を複数人で争う事態が発生することもあります。

そんな状況に備えて、一般的に比較されるような社内での実績以外でプラスαとなるようなものを身につけて、それを周囲にも認知してもらうということは大切です。

例えば、大きな組織で直接関わりのないような部署の人とも多く関係構築を築いているような場合には、コミュニケーション能力が高く誰とでも上手くやっていけるような“印象”を与えます。ここで大切なのは実際にはもう1人の候補者の方がコミュニケーションのスキルは高いかもしれませんが、目に見えるものではないので、印象で決まってしまうことも多くあるということです。なので、周囲にきっちりと認知されてプラスαの材料となる状態にしておくことが重要なのです。

プラスαというと難しく考えてしまうかもしれません。でも、あまり難しく考えなくても大丈夫です。プラスαはいつも元気な挨拶をするといったようなことでもいいのです。全く同じ能力でどちらを出世させてもいいなとなったとき、いつも元気に挨拶していて感じがいいからあなたを出世させるということだってありえます。

どちらも捨てがたいが決めなければいけないという状況が発生した場合に決め手となる印象点を高めることを日々の仕事の中に織り込むことが大切です。

会社にとってメリットのある人材が出世する

ここまで出世をするためのポイントを述べてきましたが、どういった人が出世するかと一言でいうと会社にとってメリットがある人です。

それは改善案をどんどん出すような仕事がバリバリできる人かもしれませんし、上層部のやる事に文句を言わずに従うイエスマンかもしれません。

何がその会社の経営者等にとってのメリットかということは会社によって異なります。出世するためには会社にとってメリットのある人材がどういったものなのかを正確に把握して、そのような人材と自分を変えていくことが必要です。必ずとは言いませんが、そうすることで出世へ近づいていくことでしょう。

しかし、会社にとってメリットのある人材って何だろうと考えたときに、自分には向いていなかったり、絶対そんな人間にはなりたくないということもあるかもしれません。そんな時には転職を視野に入れてもいいかもしれませんし、出世を目指すことを止めるのも一つの選択肢です。出世だけが幸せに生きる道ではありませんので、出世にこだわる必要性もありません。

いずれにしても、今いる環境で出世するためにはどういったことが必要だろうかと考えることはこれからの自分の進む道を考える上で非常に有益なことでありますので、是非この機会に自分の会社で出世するために必要なことについて考えてみてください。

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