冬の寒さが落ち着き過ごしやすい気温になってきたと思ったら、今度は花粉の季節がやってきたと戦々恐々している方も多いと思います。私自身もキツめの花粉症ですので、花粉症に苦しむ方の気持ちは痛いぐらいによくわかります。そこで今回はそんな花粉症について改めて原因と対策について考え、花粉症にお悩みの方に少しでも有益な情報をお届けできればと思いますので、最後までお付き合い願います。
花粉症の原因
花粉症は鼻から花粉が入ることにより引き起こされるアレルギー反応です。
鼻はキレイな空気を肺に送り込む役割がありますので、異物である花粉が鼻から入ってくると粘膜に付着させます。粘膜の表面についた花粉は、粘膜にある線毛によって運び出されるのですが、運び出されなかった花粉がアレルギーの原因となるタンパク成分を鼻の粘膜に浸透させるのです。つまり花粉が鼻から多く入ってくると処理しきれないということなのです。
花粉症の原因となる花粉は複数あると言われていますが、70%程度がスギ花粉だとされています。理由は明確で、スギ林は日本の国土の12%を占めているぐらい多いので、その分花粉も多く飛んでいるためです。
花粉症の症状
花粉症には様々な症状があります。代表的な症状について解説していきます。
鼻水
花粉症の鼻水はネバネバしたようなものではなく、粘り気のない水のようなサラサラとした鼻水が出てくることが特徴です。症状がひどい人はなかなか鼻水が止まることなく出てきます。かなりサラサラとした鼻水が流れ出てきますので、ティッシュを常に持っておく必要があると思います。
鼻づまり
鼻の粘膜が腫れてしまうため、鼻の通りが悪くなり鼻づまりが起こります。鼻づまりが起こると口を開けて呼吸をするようになるため、喉が渇いたり、食べ物の味がわからなくなったりします。鼻水と合わせて鼻づまりも起こるため、深い眠りにもつきにくいといったことを感じる方もおられるかもしれません。
くしゃみ
鼻の粘膜についた花粉を取り除くためにくしゃみが出ることがあります。仕事中などくしゃみをしにくい状況においてもお構いなしで、くしゃみが出ることがありますので、花粉症の中でも厄介な症状のひとつです。
目のかゆみ
目に花粉が入ってくることにより、目にかゆみが現れたり、目が充血したり、場合によっては涙が出たりすることがあります。目がかゆくてかいてしまうと、そこから余計に目が充血してしまったりしますので注意が必要です。
これらの症状が重い方は、頭が痛くなったり、夜の眠りにくさなどといった症状も伴うこともあります。
花粉症の対策
花粉症になってしまった場合の対策としては、薬に頼ることもできますが、普段から適度な運動やバランスの良い食事を心がけることで免疫力を高めておくことが大切です。薬を服用する際には花粉症の症状がひどくなる前に飲んでおくと、症状を軽くすることができます。
花粉症の症状を緩和する食べ物と言われているのがヨーグルトです。腸内環境を整えることでアレルギー症状を抑えることができるという研究結果があります。
また、べにふうきの緑茶についても花粉症のアレルギー予防に効果があるとされています。べにふうきに多く含まれているメチル化カテキンが良い言われています。メチル化カテキンは発酵により失われるため、べにふうきの紅茶ではなく緑茶を飲むことがおすすめとされています。
市販薬やヨーグルト等の緩和策でも、症状が治らないという場合には、病院で診察してもらった方がいいです。
最後に
日本にいる限りは誰もが花粉症になる可能性があると思います。私自身も花粉症ですが、その症状はとても辛いもので、仕事や学業にも影響を及ぼします。だからこそ原因や対策について知ることで少しでも緩和させることが大切だと考えています。今回紹介したものは花粉症についての簡単な知識に過ぎませんが、少しでも花粉症に苦しむ方の参考になればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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