小さな子供の成長って、目を見張るものがありますよね。
ついこの間までよちよち歩きだったと思えば、今はもう公園を走り回っているといった劇的な変化がたくさん見られると思います。
そんな変化を子供自身が実感することで、毎日の充実感や成長することの楽しさが増していきます。
今回は、子供に自分の成長を実感してもらい、これからの未来に希望を持ってもらえる一冊を紹介します。
お子様に成長するって楽しいねと思ってもらえる一冊ですので、是非ご覧ください。
大きくなったけど、まだ子供であることも実感する
子供が自分の成長を実感できるものはいくつかあります。
小さくなった衣服や、身につけた知識、できなかった運動ができるようになったなど、短期間のうちに数えればきりがないほどの成長をします。
このお話でも、小さいときの靴下を赤ちゃんにあげることや、花の種のことを知っているといったことで、小さな女の子が自分の成長を実感する様子が描かれています。
一方で、まだまだこれからということが多いということも実感します。
お姉さんの帽子がぶかぶかであったり、誕生日のケーキのロウソクの数のおばあさんとの違いなど、まだまだ自分は小さな子供だなとも思うのです。
自分の成長を振り返ることで自信を持ち、まだまだ成長をしていくという希望に満ちた未来を持っている子供の姿はキラキラ輝いて見えます。
成長の仕方は十人十色であることを知る
子供たちは成長していきますが、成長の速度も、どのように成長していくのかも、誰一人として同じ成長の形はありません。みんな自分のペースで、自分に必要な成長を遂げていくのです。
この絵本では、毛虫は蝶々になるけど、キリンの子は大きくなってもキリンということや、カンガルーの赤ちゃんはお母さんのポケットの中にいるけれど、人はそうではないということが描かれています。
みんなそれぞれに成長の形があるんだと知ることで、子供たちは、自分らしく成長していけばいいんだと思うことができるでしょう。
そんなことも学ぶことができるのも、この絵本のいいところだと思います。
夢を膨らませることの大切さ
この絵本は、大きくなったら何になろうということを考えるところで終わっています。
読み終えたらお子様と夢について語り合えるような素敵な終わり方をしています。
将来の夢や、大きくなったらやりたいことが見つかると、子供たちは成長することが楽しみになります。そして、目的地に向かって、行動を起こす子もいると思いますし、いろんなことに興味を持ってコロコロと夢が変わる子もいると思います。
ここで大切なことは、「明るい未来を想像すること」です。
辛い未来が待っていることがわかっていれば、未来がやってくることが憂鬱ですよね。そして、そんな未来に向かって前向きに生きていこうなんて思わないはずです。
明るい未来がやってくると思っているから、今日を楽しむことができますし、未来に向かってもっと成長していこうと思えるのです。
普段は無意識でもいいと思いますが、自分の成長を実感するような時間は、子供にとってとても有意義な時間となりますので、この絵本を利用して、お子様とそのような時間を作ってみてはいかがでしょうか?
ご興味のある方は、図書館で探してみてください。
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