【体験談】おつりで投資のトラノコで得する人と損する人

資産形成
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トラノコを使ってみた感想

私がトラノコを始めたきっかけは、おつりやポイントで気軽に投資を始めることができるということでした。特にマネーステップという別アプリで1日1万歩以上歩くことで3ポイントがもらえるということを知ったことが大きかったです。毎日よく歩くので、少額とはいえアプリを入れて何も考えなくても毎日3ポイント貯まっていくのは魅力的でしたので、深く考えることなく初めてみようと思いました。

使ってみた感想ですが、まだ始めて日は浅いものの、私には合っていないと思ったので解約をしようと考えています。

ここまで読んでトラノコのサービスはイケてないのかと判断してしまうのはやめてください。私には合っていないということに気づいたというだけで、実際に使ってみて想像以上に優れたサービスだと思いましたので、どのような人に向いていて、どのような人に向いていないのかということを解説していきたいと思います。

トラノコの特徴

トラノコは投資になりますので、自分の資産を投じて問題ないかということを判断して進めていく必要があります。判断材料は色々とありますが、特に気にしておいた方がいいのは以下の3点かと思います。

  • 運営者(誰にお金を預けるのか)
  • 投資対象
  • 手数料

TORANOTEC投信投資顧問株式会社

ここからはそれぞれについて見ていきましょう。

運営者

トラノコの運営者はTORANOTEC投信投資顧問株式会社という会社です。トラノコのアプリ開発等は親会社のTORANOTEC株式会社がしているようです。TORANOTEC投信投資顧問株式会社は20年以上前からある会社ですので、投資のプロを名乗る個人にお金を預けるのとは安心感が違います。また、TORANOTEC株式会社の代表取締役社長のジャスティン・バロック氏は、世界有数の投資会社であるステート・ストリート・グループに18年もいたという投資のプロです。他にも華々しい経歴を持った最強メンバーで構成された会社で、個人で運用するよりもお任せした方がいいと思わせてくれるような体制が敷かれています。

投資対象

トラノコは自分のリスク許容度や目的に応じて、3つのファンドから自分に合ったものを選ぶだけです。ファンド名はそれぞれ「大トラ」「中トラ」「子トラ」と覚えやすく簡単そうな印象を与える名前です。どのファンドも外国株式や国内株式や債券などに幅広く分散投資しているのですが、ファンドによって構成比率が異なります。リスクを取って高いリターンを求めたい「大トラ」は株式の割合が多いですし、リスクを極力抑えたいという「子トラ」は債券の比率が高められています。組入銘柄については、上場投資信託(ETF)に投資しており、個別銘柄はありません。ETFに投資しているため、複数銘柄に投資している上に、さらに分散が効いているといえます。選定されているETFを見てみるとVANGUARDISHARESといった世界有数の運用資産額を誇る超一流の投資会社ばかりが並んでいますので、堅実な運用が期待できるといえるでしょう。

手数料

トラノコで必要となる手数料は以下の2点です。

運用報酬:年間0.3%(税抜)

利用料:月額300円

手数料は投資において最も注意が必要なポイントと言えますが、運用報酬が年間0.3%というのは、基本的に丸投げで資産の組換えも含めて運用をしてくれるということを考えると高くはないのではないかと思います。最近、ロボアドバイザーで話題のWealthNaviが年間1%ということを考えると運用の丸投げという分野においては良心的ではないかと思います。
ただ、先述のWealthNaviにはない費用として、月額利用料300円が必要となります。年間3,600円ですので、運用資産額が少ないと経費率がかなり高くなってしまうという特徴があります。

トラノコをオススメしたい人

トラノコの特徴をお伝えしましたが、次にトラノコでの投資に向いているのはどんな人なのかということについて解説していきます。

トラノコをオススメしたいという人はズバリ次の条件が当てはまる人です。

  • 投資金額が60万円以上
  • 長期的な目線での資産形成を考えている
  • おつりやポイント投資を継続的に続けたい
投資金額が60万円以上

いきなり具体的な数字を出しましたが、トラノコを利用するなら60万円以上で運用することがオススメです。最初はもっと少ない金額でもいいのかもしれませんが、60万円をひとつの基準として覚えていただきたいです。なぜかというと、トラノコは月額利用料として300円が必要となりますので、投資金額が少ないと手数料負けしてしまうのです。60万円ぐらいの投資金額でようやく全体の手数料が1%を下回りますので、前述したWealthNaviよりも手数料の面においてはお得になるのです。それぞれ投資方針も異なる部分はあると思いますが、長期的な資産形成を目的としているところは同じと考えると、投資金額が少ない場合には、別サービスを利用した方が資産を増やしていける可能性が高いといえるでしょう。

長期的な目線での資産形成を考えている

投資対象の説明のところで述べましたが、トラノコは一番ハイリスクな大トラを選択したとしても、幅広く分散された堅実な投資をしていますので、一年で資産を倍にしたいと考えているような方の期待に応えることはできません。しかし、10年、15年と先を見据えた資産形成をお考えの方にとってはぴったりな投資方法であるといえます。長期投資を考えているかどうかがトラノコを利用するかどうかの判断基準のひとつになるでしょう。

おつりやポイント投資を継続的に続けたい

トラノコのメリットは、おつりを投資したり様々なポイントを投資に利用できたりする点ではないかと思います。昨今、実に多くのポイントサービスが存在していますので、気づけばポイントが貯まっているということもあるかと思いますが、そんなポイントを運用してさらに増やしていくことができますので、このようなポイントを無駄にせずに投資に回していきたいという方はトラノコに向いているといえるでしょう。

私がトラノコをやめようと思った理由

最後に私がトラノコをお伝えします。私がトラノコを始めたのは、ポイントを投資して有効活用ができると考えたからでした。しかし、もともと別の証券口座で自分で資産運用をしていることもあって、トラノコの手数料が高額に感じてしまいました。また、トラノコを資産運用のメインとするつもりではありませんでしたので、トラノコに多くのお金を投じることができず、月額300円が重くのしかかり、資産が少しずつ減っていく可能性も考えられたことも手数料が高く感じた要因のひとつでした。そして自分で資産運用をしていた私は組み入れ銘柄を自分で選定することも投資の楽しみのひとつでしたので、3つのファンドから自分に合ったものを選んであとはお任せというスタイルが面白みに欠けると感じました。これら手数料が割高になってしまう金額しか資金を投じることができないことと、資産運用の自由度の低さの2点を鑑みて、私にはトラノコが合わないと判断しました。
ただし、これは私がトラノコが良くないサービスだと言っているわけではありません。まだ資産運用を何もしていない人や、できれば丸投げで資産運用をお願いしたいという方にとっては、今回解説したように非常に優れたサービスでありますので、今回の記事を参考にしてもらい、自分に合う合わないを判断して、自分にぴったりという人はすぐにやってみてください。長期投資は期間が長くなればなるほど安定して資産を増やすことができる傾向にありますので、迷っている方はまずはやってみることをオススメします。

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