友達って素敵だね 「ブルンミとアンニパンニ」

子育て

今回は小さなお子様に読んであげたい絵本を紹介します。

可愛らしい絵で、コミカルなお話が特徴の、ブルンミシリーズの1冊目です。

好奇心旺盛なクマのブルンミと、ブルンミといつも一緒の女の子アンニパンニが織りなす数々の物語は多くの子供たちを惹きつけてきた名作です。

ブルンミとアンニパンニ(風濤社)
マレーク・ベロニカ 文と絵
羽仁協子 訳

テーマ:友達がいると楽しいね

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好奇心旺盛なブルンミがお子様を魅了します

このお話は、クマのブルンミがイチゴ摘みに出かけることが描かれた作品です。

ブルンミがイチゴを探していると、赤い靴を見つけます。ブルンミは、誰のかわからないけど、それを履いてみます。

ブルンミには大きな靴です。落ちている靴を履いてみるなんてことは、普段ありませんよね?

とりあえず履いてみるという、子供らしさ満点のブルンミがとても可愛らしいです。

そのあともイチゴは見つからず、青いシャツと黄色い帽子が見つかるのですが、ブルンミは、ぶかぶかのシャツを着て、顔が隠れてしまうような帽子をかぶってみます。

小さい頃って、目の前に現れたものは全てに興味が沸くもの。好奇心を爆発させるブルンミの姿にお子様は共感を覚えること間違いなしです。

困ったアンニパンニをブルンミが救う

イチゴがなかなか見つからないブルンミは泣いているアンニパンニを見つけました。

アンニパンニは、泳いでいたら靴とシャツと帽子がなくなってしまって泣いていたのです。

なんとそれは、ブルンミが身につけていた靴とシャツと帽子でした。

アンニパンニは喜びましたが、ブルンミは目的のイチゴが見つけられていません。

そのことをアンニパンニに伝えると、アンニパンニはイチゴがたくさんあるところを知っているので、そこまで連れて行ってくれることになりました。

二人は暗くなるまでイチゴをたくさん摘みました。

アンニパンニはブルンミに靴とシャツと帽子を見つけてもらい、ブルンミはアンニパンニにイチゴがたくさんある場所を教えてもらい、二人はとっても楽しそうにイチゴ摘みをします。

友達がいるともっと楽しくなるね

このお話で、ブルンミがイチゴがある場所を知っていれば、一人でイチゴ摘みをしていたでしょうし、アンニパンニも衣服を見失っていなければ、一人で遊び終わって帰っていたのかもしれません。

しかし、二人はたまたま出会い、お互いの困りごとを解決し合いました。

そしてイチゴ摘みを思う存分楽しみました。お互い困っていた二人が満足げな表情に変わっていく絵もとっても素敵です。

可愛らしい絵で描かれた二人のやり取りを見ていると、なんだかとっても癒されますし、友達っていいなって思えてきます。

そう感じるのは、きっとお子様も一緒だと思います。

一人で楽しむこともいいけれど、友達がいるともっと楽しいよねと思える楽しいお話ですので、何度もお子様に読んであげてほしい一冊です。

ご興味のある方は、是非図書館で探してみてくださいね。

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